こんにちは、おばちです。
~次々に難問発覚パート3~
さて、5回目で最終回になるか?
葬儀のお話:続編の後編です。
今回は最大の山場 原野商法
義父は引っかかっていたのです(涙)
田舎のない父は那須高原にいつか別荘を建てたいと夢見て現役時代、仕事が軌道に乗っていた時、那須に土地を購入しました。
その後、40年経過。
2・3年前に頻繁にその土地を「売らないか?」と業者から電話があったことも覚えていますが、しっかりした父だったのでまさか騙されるとは思いませんでした。
その後、所有地が変わったらしいぐらいしか知りませんでした。
業者からすれば高齢になった土地持ちをリスト化ししつこく電話攻撃して詐欺をしていたようです。
父が自宅に訪れた営業マンに「だましたな!」と声を荒げた時もあったと後で知りました。
いくら騙されたのかどう騙されたのか何も証拠がなく、本人もこの件で私たち家族に相談や報告はありませんでした。
誰にも相談できず苦しい思いをしたと想像できます。
父が他界した後調べると、自宅には権利書も取引した書類もなく所在すらわからず。
ただ平成31年度の固定資産税の払い込み用紙を見つけたので、現地市役所に土地評価書をとり寄せたところ住所は分かりました。
でも、その場所はネット上に住所表示がなく、やはりわからない。
再度市役所へ電話で聞くと「大体このあたり」と地図上の場所を教えていただけたのですが、グーグルマップで上空から見ると周囲は森。
周りに民家らしき建物はないし、ストリートビューでは近くまで行かれません。
道には沿っているとのことでしたが、その道は市の管理課ではない私道とのこと。
生前、息子である相方が
「遺言書買いておいて」
と頼んだ時に一喝されたのはこういう理由だったのが分かりました。
父が遺言書を作成する行動に移す気配がなかったため、相方が市の司法書士無料相談へ足を運びました。
が、やはり本人の了解がないとだめとのことで(まあ、わかっていたことですが)動けませんでした。
でも、その時に対応してくださった司法書士さんがとてもよかったので名前を記憶していました。
今回、ネットで司法書士協会所属の中からこの司法書士さんの名前を見つけたので手続きはこの司法書士さんにお願いしております。
普通に生活していて司法書士とのつながりはないので 県や市が実施してくれる無料相談はありがたいです。
司法書士さんも営業があるので、銀行や弁護士さんとのつながりだけでなくこういった無料相談も営業の一環ですね。今後はこの方に頼もうと思っています。
さて、話はそれました。
もとに戻して・・・
この司法書士さんから売り手の不動産業者が反社会的勢力であり平成28年警察に捕まっていると教えてもらったのです。
法務局へ行って土地評価書の住所の登記簿を取って確認したところやはり新聞をにぎわせた原野商法業者名が父の前の持ち主として記載されていました。
「地番図閲覧申請」を現地市役所へ申請すれば場所は地図上でもう少しはっきりわかるようですが、原野商法で利用された土地は区画整理もなく現地へ行ってもほぼわからないようです。
その後、検索すると、原野商法で引っかかった人のデータが闇リスト化され転売されているとか、一度原野商法の対象になった土地を見つけると調べ上げ「買いたい人がいる」と不動産の常套手段で猛アプローチをかけてくるとか、調査費用や管理費用と言って突如請求されたり、手放したいと思う気持ちを持っている人ほど2被害に引っかかる可能性が大きい等々注意記載がたくさん載っています。
この件に関して、司法書士さんのおっしゃる対処法は、
①地元の不動産業者(きちんとしたところを知っている)に依頼して売却
②もちづづける
でも選択肢の①の売却は、原野商法で買った土地はほぼ無理とのことでした。
「高く買います」や「測量をします」と電話があっても今後一切受けてはいけませんとのこと。
つまり②しか方法はないのです。
負の遺産として持ち続ける。
動産と違って不動産は手放すことはできず誰かが相続しなくてはならないとのこと。
唯一手放せる方法は、相続放棄。
( ゚Д゚)
でも、このためだけで相続放棄はできません。今の住まいが無くなります。
それに、相続放棄した土地は固定資産税を払わず済むというだけで管理義務は継続するとのこと。
管理義務とはなんぞや?
(;´д`)
結果がでたらまたブログで報告します。
とりあえず【葬儀のお話】は、一旦はこれにて終了。
読んでいただきありがとうございました。
悩みはつきず・・
また株ブログ戻ります。
株も悩みだわ・・・