こんにちは、おばちです。
原野商法で買った土地を見に行くの最終回4回目です。
不動産屋さんに来てもらい話を聞くことにしましたが、売る話になった時に必ずこれだけは主張したいと思ったことがありました。
それは、
土地の名義が変わる前には一切費用は払わない
ということです。
これに関しては、ネットでご教示いただいた現役不動産屋さんのアドバイスです。
今回は、今の土地を売って新しい土地を買うという原野商法まがいの話にはならないと思うのですが、見知らぬ不動産屋相手。司法書士さんの紹介ではあるのですが非常に身構えました。
売却額と相殺して戻りがあればいいのですが、一銭にもならない価値のない不動産なのは現地を見て分かったので、仲介手数料+現地調査等の費用相当額の税抜き18万という費用を全額支払うことになるはずです。
あと司法書士へも紹介手数料が発生するんだ~(*´Д`)
というわけで、来てもらいました。
40代ぐらいの女性の方が一人で訪問。
てっきりスーツ姿の若い男性かと身構えていたので普通の女性でちょっと驚きました。
挨拶された後、名刺を受け取り、依頼した司法書士さんを知ったきっかけを聞かれ、この司法書士先生は最後まで面倒をみるいい先生ですと言われました。
疑心暗鬼・・・
その後、自社の資料をいろいろ見せてもらいましたが、この業者が信用できると思ったのは、国土交通省の地域の空き屋・空地等の利活用等に関するモデル事業の実施事業者だという点。
パンフレッドを頂きましたが、パンフレッドはいくらでも作れますね。
その場で国土交通省のウエブサイトをスマホから検索して確認しました。
たしかにサイトの中にこのモデル事業の実施事業者一覧があり会社名があるのを確認しました。
年々空地や空き家が増えつつあり国交省も業者を支援して食い止めようとしていているわけです。
そしてこの事業で国から補助金をもらっているとのことです。
なるほど。
年度で申請して実施事業者を選定しているとのこと。
選定業者は減っている。
ならばこの事業をしている今なら売却の手助けをしてくれそうです。
その後いろいろ話をしました。
原野商法で買わされた場所であることを話し、取り寄せた書類もすべて見せました。
司法書士さんから土地の情報は伝わっていたようですが、こちらが調べた現地のこと(写真も見せ)、知り得た地域の情報等も伝えました。
すると、売値は1円から高くて5000円位じゃないかとのことでした。
0円には譲渡になるのでしない。
もし子供がいないなら持ち続ける手段もあるが(ゆくゆく相続人がいなくなる為)、それでも、リスクは高い。
なぜなら一度原野商法にひっかかった経緯があると情報は流れているのでありとあらゆる手法で騙しの話がくる。
標的にされやすいとのこと。
ちなみに、「不要の土地を処分します」と数日前の新聞記事の広告の切り抜きを見せると、この手の広告は売主から事前に広告料を必要とし買い手がいなければまた広告の更新をさせられる手法だと思われますとのこと。
また、他のお宅でもこれと同じ広告について意見を求めれましたと言われました。
土地の登記事項証明書も見せました。
土地の持ち主がH28年頃に頻繁に変わっており最後に義父の名前になっているのをどう思うか聞くと、廃業した不動産屋の手持ち不動産は社長個人の所有になるので、新規に不動産会社をまた作り売買した。。。。ように見えるとのこと。
シャバに(←このような言い方はされません。映画の見過ぎ?笑)でてから看板を変えてまた不動産業はできるからと例え話としてお聞きしました。
なるほど。
そして、以前こちらの物件には買い手はいたけれど、固定資産税がかかるなら買わないと言われたこと、不動産屋への支払いは18万(税抜き)以外かからない確認、事前の支払いは一切なく買主を見つけて所有権移転の契約をしてその場で費用は送金する確認。
固定資産税がかからない確認できた後、任せてもらえば買主を探しますと言われました。
買い主がいなければこちらからの支払いなし、もちろん事前支払い費用なし、これ以外には費用はかからないと確認。
「売却でよろしいですね」
と確認され
「はい!」
売れたとしても司法書士さんへの支払いもあるので合計費用は数十万かかりそうです。
でも、プロの手を借りないとこれ以上この件は前に進めません。
やるべきことはやり、売却を決めたのです。
「ひと月待ってください。多分見つかると思いますよ。」
と言われました。
え?たったひと月?と思いましたが、すべて納得しこの業者でお願いすることにしました。
現地お住まいのご夫婦の話をフト思い出しました。
前保有者が200万で購入した対面の土地の購入依頼でこちらの言い値50万で買ったと・・・
公道近くの土地でさえマイナス150万で売却。
(-_-)
そして、現地市役所から「固定資産税の課税変更について」のお手紙が到着。
「固定資産税税額変更通知書」と「固定資産税税額変更通知書兼返還金交付通知書:評価見直しによる税額減」が同封されていました。
司法書士さんの言っていた通り今年の納付済みの固定資産税が戻ってくることになりました。
さて、今後どうなるか不動産屋さんから連絡があったらまた記事にします。
【一旦終了】