こんにちは、おばちです。
原野商法で買った土地を見に行くのまとめです。
原野商法で取得した不動産の所有権移転を終了させました。
売却です。
土地の売却益は1円で、手放すための不動産屋への費用だけがかかりました。
生活インフラなし、今後も開発予定なしで現状価値のない土地であることを現地へ行ってこの目で見てきたし、子供達の売却意志もあったので納得の所有権移転です。
不動産屋さんに買い手の情報を聞きました。
都内にご両親と住む20代の男性でした。
日本人。
人のこないようなキャンプ地となる場所を探していた人でインスタグラム等に写真をUPする知り合いに場所を提供したいとのこと。
手放したいという土地の情報があったら教えて欲しいと以前から希望されていて、今回の我が家の土地の他にも価値のない各地の不動産をいくつか購入実績あり。
あちこちのある自分の所有地を見て回るのが趣味のようなちょっと変わった方?らしい。固定資産税がかからないことが条件だったそうです。
そういう使い方もあるんですね~
YouTubeのヒロシちゃんねるの影響もあるのかな。
売買契約書には、
「登記簿上の地積によるものとし、登記簿上の地積と実測による地積に相違があっても異議を申し立てないこと」
「境界の明示を省略することを承諾の上買い受けるものとし物件に形状、面積の差異が生じても異議を申し立てないこと」
等々書かれていてこちらとしては安心。
原野商法の土地であることも買い手は理解されているとのこと。
原野商法は土地登記履歴を見る人が見ればわかるし、原野商法の闇リストはどこかにあるので今後標的になるかもしれないことも不動産屋は買主に説明してあるそうです。
それを承知で買ってくれる人がいるんですね。
この原野商法で買わされた土地の相続は、ここ半年悩みの種でした。
遠く離れた小さな土地。
毎年固定資産税を払い、闇リストに記載された住所から私たちが新たな悪徳業者の標的に頭を悩ますことになっていたかもしれません。
現役の不動産屋さんにアドバイスをもらい自分でいろいろ調べ保有し続けるか手放すか悩みに悩みました。
そして司法書士さんの力を借りて紹介して頂いた不動産屋さんで手放すことになりました。
司法書士の先生も知り合いの知り合いの不動産屋さんで通常の不動産屋さんとちょっと違うようなことを言っていました。
今回が初めて「国土交通省の地域の空き屋・空地等の利活用等に関するモデル事業の実施事業者」を扱う例になり仲間にも話したと言ってました。
ちなみに我が家の相続を担当してくださった司法書士さんは、県や市が窓口になっている無料相談会で知った先生です。
相談に行った時の担当者で感じがよかったと相方の感想。
名前を憶えてネットでその方の所属や事務所経緯等を検索しました。
原野商法の土地に関して最後の最後までお手伝いしていただきました。不動産屋さんが言うには、面倒な事案があると途中で他の人に投げてしまう先生もいるとのこと。
「割の合わない仕事もたくさんあるんですよ」
まあ、それぞれウインウインの関係でしょうから先生を悪くは言わないでしょうけどね。
我が家の所有権移転の他、原野商法の土地売買、抵当権外し等々、コロナでなかなか自由の効かない時期でしたが、お世話になりました。
請求額も思ったより安く良心的でした。
今回の原野商法について自分でいろいろと調べたのですが、調べれば調べるほど不安になりました。
土地のことなので利害の絡まない現役の不動産屋さんの意見が欲しくてネット検索で知ったこちらの副理事主任相談員の柏原さん。(ご本人に承諾の上、記載しています)
私が原野商法について質問させていただいたのは、このNPO法人を立ち上げる前のことでしたが、匿名で質問させていただきました。
不動産屋の常套手段(すみません、言い方が悪い)や売買に関しての接し方等教えていただきました。
我が家の今回の売買は、相続関係をお願いした司法書士さんの知り合いの不動産屋さんで柏原さんとは違いますが、悩んでいる方は一度相談されてもいいかもしれません。