おばちゃんお得情報奮闘記

めんどくさがりやが思いつきでいろいろトライして大失敗しています。無謀なやり方で悪戦苦闘。お金返して~!

民生委員とケアマネ

こんにちは、おばちです。

 

82歳になる母の妹のご主人が86歳で亡くなった知らせを受けたので葬儀に参列してきました。通夜はなく告別式だけとのこと。

叔父とは会った記憶はありません。

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母は6人兄弟で、関西出身。

母と叔母2人が関東に上京し、他の兄弟は関西に住み妹2人は既に他界。

母も3年前に亡くなったので兄弟の生存は多くて3名。。。のはず。

そのくらい疎遠になった親戚です。

関東圏にいる叔母から母に近況なりを連絡してくることはほぼなく、生前の母は気にもんでいました。

仲が悪いわけではなく単に干渉しない?無関心?風に子供ながら感じていました。

同じ関東圏とは言っても叔母の家は、片道2時間半の距離。

その流れを継いで私の結婚式に参加してもらってから私も叔母と合うことがありませんでした。年賀状での年1回の「生存連絡」だけ。

ただ、母が亡くなった連絡を叔母に電話した際、現在はヘルパーさんに助けられて日々生活している、ご主人が買い物に行ってくれている等々は耳にしました。

 

葬儀場で叔母と何十年ぶりに会った際、私を見ても最初だれだかわからなかったようでした。

「おばちちゃん?」

と震えた声ではあったけれど、昔と変わらぬトーンで私の名前を言われた時、思わず涙が溢れました。叔母の顔は亡き母にそっくり。

背中がのけぞるように曲がって杖をつく喪主の小さな叔母の姿にかつて高島屋オートクチュールを手掛け服装社会でバリバリ働いていた過去は微塵もなく悲しいものでした。

 

そして、受付にいた男性二人に私と叔母との関係を聞かれたので、お宅様は?聞き返すとお1人は民生委員、もう一人の方は叔母夫婦のケアマネだと知り驚きました。

 

民生委員とケアマネ

 

叔母には子供がいないのです。

叔母夫婦は親せき付き合いがほとんどありませんでした。

民生委員の方は、叔母の家のそばに住む男性で時々夫婦の様子を見守りしてくださっている誠実そうな方でした。

「出棺時遺影を持ってもらえますか?」

「焼き場まで同行してもらえますか?」

等お願いされました。

実際は、火葬場で炉から出す際の目視確認や火葬許可書の説明や骨上げも叔母と最初にすることになりました。

叔母の田舎兄弟に連絡が付かないのでだれも葬儀に参列していないのです。

葬儀の進行や手配も民生委員の方がすべて取り仕切ってやってくださっていました。

どのように今日の葬儀を知ったのか?と聞かれて

「叔母から直接電話をもらったので」

と答えるととても驚かれました。

聞くと、叔母は認知症ぎみで理解できることとできないことがあるとのこと。

「ご兄弟のことをようやく(叔母から)聞き出したんですよ」

と、民生委員の方が、まとめてくださった叔母の兄弟リストを見たのですが、私の母(姉)の名前すら書かれていない、あまりにも歯抜けの家系図でした。

 

お焼香だけで、お経のない質素な葬儀でした。叔父の関係者が数人。

焼き場終了後に民生委員は叔母を連れて帰り、その他はケアマネが駅まで送ってくれました。

別れ際ケアマネに「ここまでやってくださるんですか?」と聞くと範疇外とのこと。

ですよね。

頭が下がります。

 

葬儀前に民生委員の方から

「〇〇さん(叔母)の近い将来を考えてキーパーソンを決めたい。〇〇さんの兄弟はご健在ですか?連絡取れますか?」

叔母の兄弟を知りたいようでした。

今日はだれもいないし生存も不明なので、あの場では私がなるしかありませんでした。

でも、叔母に何かあった時に判断をゆだねられる?

叔母の命を一任される気がして心配になりました。

 

ケアマネに気になることも言われました。

「家があるので・・」

え? 

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もしかしたら、叔母が施設に入ることになった場合の資金繰りの不動産売却でしょうか?

叔母は現在介護認定1で、施設に入るには3以上。

介護認定5で独居でなければ順番的には後回し。

となると、高額な有料介護施設を考えての発言?

 

それどころか、不動産名義が亡くなった叔父で遺産がほとんど家だけの場合大問題です。子供がいない場合、兄弟、もしくは甥っ子姪っ子にも相続権利があるからです。

遺言があれば違いますが、それがあるかどうかなど私の知る由もありません。

 

複雑すぎる。

民生委員もケアマネもそこまでやってくれません。

荷が重すぎます。自分にはとても引き受けられない!!

初めて田舎の(亡き母の弟)叔父に何度か電話したのですが、でない!

心配。生存不明。

(;´д`)トホホ

 

というわけで自分の心配もさながら、今回民生委員の方の仕事を垣間見ました。

民生委員は社会福祉のための非常勤特別職地方公務員でボランティア。

 

叔父が亡くなるまでの経過も細かく丁寧に伝えてくれました。

行方不明になり捜索願をだしたこと、病院へ入退院をしたこと、夜中にかけつけたこと。。。叔父がなくなる瞬間叔母と立ち会ったこと等々・・・とてもフットワークよく叔母に寄り添ってくれていたのがわかりました。

人って亡くなるまでの過程で大なり小なり周りの人に世話になるんですよね。他人のためにそこまでやる・・・

 

民生委員

 

日々お得を求めて行動する自分を情けなく感じました。

 

民生委員、神様ですね。

 

で、どうしよう・・・