こんにちは、おばちです。
珍しくはてなブログのお題について書いてみます。
特別お題は、選択と年齢です。
私がまだ30歳後半の頃、まだ元気だった実家の母は事あるごとに
「(自分のために)何か始めなよ。」
と繰り返し言いました。
「はいはい」
と、よく空返事をしたものでした。
実家に行くたびに繰り返しいつも聞かされる口うるさいアドバイスと思っていました。
当時、日々忙しく過ごす日常に自分の時間などなく
「新しく何かを始める?」
「それも40歳代近くになって?」
「何をやればいいっていうの?」
と、言われれば言われるほど口にはださないながら母のセリフに反発したものでした。
自分が30代から40歳代に突入した憂鬱なある時に、70歳代の母に
「人生、戻れるとしたらいつ頃に戻りたい?」
と聞くと
「40歳代」
と返事をされ驚き、ふと我に返った瞬間をよく覚えています。
人生はまだまだ長く「初老」と言われる40代であってもまだ楽しい年齢になるんだ、と。
そんな風に思う日が自分にもいつかくるのだろうか。
若い20代だから人生楽しくて、40代だから楽しくない・・というわけじゃなく、もしかしたら40代もまんざらでもないもかもしれない。
いまからでも楽しかったとのちのち思える40代になるのかもしれない。
母は、田舎育ちの貧乏家庭。
7人兄弟の家庭に育ち、母(私の祖母)は体が弱く母が20歳の時に他界したために兄弟の世話に明け暮れた若い時代。
祖母が亡くなった時のことを母は、
「母親が死んだ悲しさより、これからどうやって生きていくかの不安のほうが大きかったよ」
と言ったのです。
それほど生活に困った20代だったのかと普段の母からは想像がつかず改めて若かりし母の姿に思いをはせたものでした。
27歳だった母はその後、父と結婚。
父も兄弟多数の貧乏家庭。
3男だった父は、結婚してしばらく自分の兄弟の学校授業料を支払っていたので、母との結婚生活はマイナスからのスタートでした。
義母が遊びに来ると
「こづかいをやってくれ」
と父に言われるのがつらかったと母の口から聞いたことがあります。
私は幼少の頃、家族で外食した記憶がありません。
宿泊を伴う家族旅行も生涯1度だけです。
私の実家は、生涯本当につつましく質素な暮らしでした。
そんな家庭の母でしたが、私たちを育ててくれていた40歳代が一番楽しい年齢だったと言ったのです。
私を一喜一憂しながら育ててくれた時です。
私は自分の毎日で精一杯。
今から考えれば母はいつもそばにいて私を応援してくれていました。
母にとっては、それが幸せだったのですね。
今では、思い出に残る亡き母の40歳代の生き生きした姿を脳裏に浮かばせると涙腺が緩みます。
子供たち(私)が大きくなって母はパート勤めを開始しましたが、自分が簡単に解雇された経験から、私には結婚しても子供ができても正社員のまま働くように勧めました。
そして、たくさん助けてもらいました。
私の人生の選択時では、母のアドバイスはいつも生きていました。
何かを始めなさいという母の繰り返しの言葉は、私の人生が楽しくあるために母自身が晩年に深く感じた忠告でした。
40代からでも何か始められる。
40代に限らず何かを始める一歩を踏み出すきっかけは年齢に関係ないのです。
運命を変える力は自分の前向きな考えです。
やるかからないかの選択は自分にかかっています。
「何か始めなよ」
母からもらった大事な言葉です。
(#^.^#) (#^.^#) (#^.^#) (#^.^#)
・・・・・・・・・・というわけで、自分の時間が取れるようになってから自分の「何か始めた」のは、まず
でした。( *´艸`)
おこづかいになるのが面白くってのめり込みました。
レーシックやアートメイクも挑戦し、習い事もしてみました。
グーグルアドセンス取得して今年は、独自ドメインを取りました。
並行して、株取引と優待取りも覚え現在に至っております。
最近は優待をもらって外食に行くのが楽しいです。
楽しみを見つけるのに年齢は関係ないです。
今はできなくてもやれる時はくるのです。
自分、もう50代になっちゃってますから(笑)
亡き母のアドバイス通り、「何かを始め」ています、いろいろ。
今の私は、母に「どや顔」ができます^^